この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
一番影響を受けた人
これまでの人生を振り返ると、
たくさんの人との出会いがありました。
学校の先生。
職場の上司。
地域の方々。
支援者の皆さん。
どの出会いも今の自分をつくる大切な要素になっています。
その中でも、
一番影響を受けた人は誰かと聞かれたら、
私は父だと思います。
家庭を顧みないほど働いていた父
父は小さな工場を経営していました。
家庭を顧みず働いていた、
と言った方が正しいかもしれません。
夜は飲みに出ることも多く、
家にいる時間は決して長くありませんでした。
子どもの頃は、
「よく働く人だな」
という印象でした。
政治活動もしていた父
父は若い頃、
政治活動もしていたそうです。
私が生まれてからは、
ほとんど活動していなかったと思います。
そのため実際に活動する姿を見た記憶はありません。
しかし、
政治や社会についての考え方は、
日常の会話の中でよく聞いていました。
小さい頃から言われていたこと
父から繰り返し言われていた言葉があります。
「弱い者いじめはするな」
「権力のある人や力のある人から理不尽なことを言われたら戦え」
という言葉です。
子どもの頃から何度も聞かされました。
私はその考え方を自然と受け入れていました。
マクドナルドでの出来事
今振り返ると、
マクドナルドでの出来事も、
父の影響があったのだと思います。
やけどをした高齢のアルバイトの方が、
有給休暇を取れない状況にありました。
店長からは、
「アルバイトに有給休暇なんてない」
と言われました。
しかし私は納得できませんでした。
本社へ確認し、
労働組合へ相談し、
労働基準監督署にも足を運びました。
結果として有給休暇を取得できるようになりました。
あの時、
声を上げることができたのは、
父から教えられた価値観があったからだと思っています。
弱い立場の人に手を差し伸べる
もう一つ、
父の姿で印象に残っていることがあります。
父は、
社会の中で居場所を失った人たちにも手を差し伸べていました。
過去にいろいろな事情があり、
仕事に就けない人。
一般的には雇うことをためらうような人。
そうした人たちにも、
父は仕事を与えていました。
楽ではない経営の中で
決して経営が楽だったわけではありません。
それでも、
困っている人がいれば雇う。
生活の面倒を見る。
そういう姿を私は見て育ちました。
当時は当たり前だと思っていましたが、
今考えると簡単にできることではありません。
気づかないうちに受け継いでいた
私は政治家になるつもりで育ったわけではありません。
しかし、
困っている人を放っておけないこと。
弱い立場の人に目が向くこと。
理不尽なことに違和感を覚えること。
そうした価値観は、
父から受け継いだものなのかもしれません。
今につながっている
議員として20年近く活動してきました。
その中で、
困っている人の相談を受けるたびに思います。
私の活動の根っこにあるものは、
子どもの頃に父から教わったことなのだと。
今でもその教えは、
私の中に生き続けています。
次回予告
父から受け継いだ価値観。
そして地域で出会った多くの人たち。
そうした経験を通じて、
私は「幸せとは何か」を考えるようになりました。
次回は、
「私が考える幸せとは」
について書きたいと思います。
草加市議会議員
斉藤雄二


