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発信の形は大きく変わった
私が議員になった頃、政治家の発信といえば印刷物が中心でした。
市政報告を作り、
駅で配る。
地域をまわって配布する。
そうした活動が基本でした。
読まれなくなっていく印刷物
しかし、時代が進むにつれて、印刷物は徐々に読まれなくなっていきました。
それを強く感じたのが、駅でのチラシ配りです。
以前であれば、1時間で100枚ほど受け取っていただけたこともありました。
しかし今では、同じ時間立っていても10枚程度ということもあります。
もちろん、時代の変化もあると思います。
情報の受け取り方そのものが変わったのだと感じています。
SNSによって変わったこと
SNSが登場してから、政治家の発信は大きく変わりました。
発信のスピードは圧倒的に速くなりました。
議会での出来事。
地域の話題。
市民相談で感じたこと。
そうしたことを、すぐに発信できるようになりました。
以前は、報告書を作って配るまでに時間がかかっていました。
ですが今は、出来事があったその日に伝えることもできます。
この変化は、とても大きいと思います。
双方向になった政治
そしてもう一つ大きいのは、双方向性が高まったことです。
昔は、市政報告を配って終わりでした。
しかし今は、
「SNSを見ました」
「この件について教えてください」
といった形で、直接メッセージをいただくことも増えました。
政治家が一方的に伝えるだけではなく、市民の方から反応が返ってくる。
その変化はとても大きいと感じています。
発信したことに対して、すぐに反応がある。
そこに、今の時代ならではの政治との距離の近さがあるのだと思います。
良い面だけではない
もちろん、SNSには難しさもあります。
短い言葉だけが切り取られることもあります。
誤解が広がることもあります。
感情的な言葉が拡散されやすい。
そういう側面もあります。
伝えたいことがそのまま伝わるとは限らない。
むしろ、短く強い言葉ほど広がりやすい。
そこに、SNS特有の難しさがあると感じています。
それでも必要な発信
それでも私は、発信することは大切だと思っています。
政治は見えにくい世界です。
何を考えているのか。
何をやっているのか。
それを伝えなければ、存在していないのと同じになってしまう。
そう感じています。
どれだけ活動していても、伝わらなければ届きません。
だからこそ、発信すること自体が政治活動の一部なのだと思っています。
時代に合わせて変わる
街頭演説。
チラシ。
SNS。
時代によって、伝え方は変わります。
ただ、根本は変わらないと思っています。
市民の方に、自分の考えや活動を伝えること。
その積み重ねが大切なのだと思います。
手段は変わっても、伝える努力を続けること。
それが政治家にとって必要なことなのだと思っています。
次回予告
議員として長く活動してきた中で、私は「政治に必要なのは敵を作ることではない」とも感じるようになりました。
対立だけでは、前に進まない。
そう思う場面が多くありました。
次回は、議員として感じる「対立と協調」について書きたいと思います。
草加市議会議員
斉藤雄二


