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それでも私は人を信じたい人と向き合う仕事
議員の仕事は、人と向き合う仕事です。
市民相談を受けていると、生活に困っている方、家族関係に悩んでいる方、仕事を失った方など、さまざまな事情を抱えた方と出会います。
その中には、信じて支えた結果、裏切られたように感じる出来事もありました。
生活再建を支えた方
あるとき、生活に困っている方から相談を受けました。
生活保護を申請し、生活を立て直したいという意欲もありました。
私は知り合いのリサイクル業の方にお願いし、ガスコンロや冷蔵庫など、生活に必要なものを用意してもらいました。
生活保護が始まるまでの間は、社会福祉協議会の融資なども活用しながら、生活全般を支えていました。
突然いなくなった
しばらくは順調に生活しているように見えました。
しかし、ある日突然、姿を消してしまいました。
後から聞くと、私が紹介した人たちに、さまざまな理由をつけてお金を借りていたようです。
金額は、合計で30万円ほどだった思います。
そのお金を持って、どこかへ行ってしまいました。
信じられなかったこと
正直、信じられませんでした。
生活保護につながり、住まいも整い、生活を立て直す道が見え始めていたところでした。
それなのに、30万円ほどのお金のために、安定しかけていた生活を投げ捨ててしまう。
そのことが、私には理解できませんでした。
私自身も貸したことがある
私自身も、困っている方に5,000円や1万円を貸したことがあります。
もちろん、すぐに返してくれる方もいます。
しかし、そのまま姿を消してしまう方もいます。
一度や二度ではありません。
疑い始めたらきりがない
それでも、最初から疑っていてはきりがありません。
相談に来る人を、最初から疑いの目で見る。
それでは、本当に困っている人にも手が届かなくなってしまいます。
もちろん、慎重さは必要です。
支援の仕方も考えなければなりません。
ただ、疑うことばかりが先に立つと、誰も救えなくなってしまいます。
衣食足りて礼節を知る
「衣食足りて礼節を知る」
という言葉があります。
生活に困っていると、人は冷静な判断ができなくなることがあります。
先のことを考えられなくなることもあります。
どこか欠けてしまう部分が出てくるのも、ある意味では仕方がないのかもしれません。
まず生活を安定させること
だからこそ、まずは生活を安定させることが大切だと思っています。
住む場所がある。
食べるものがある。
眠れる場所がある。
その土台があって初めて、人は次の一歩を考えられるのだと思います。
それでも信じたい
人を信じることは、簡単ではありません。
裏切られたと感じることもあります。
悔しい思いをすることもあります。
それでも私は、人を信じることをやめたくありません。
一度失敗した人でも、また立ち上がれる社会であってほしい。
困ったときに、誰かに相談できる社会であってほしい。
そう思っています。
次回予告
人を信じることは大切です。
しかし一方で、支援する側にも限界があります。
何でも背負いすぎれば、支える側が壊れてしまうこともあります。
次回は、
「支える側にも支えが必要だと思う理由」
について書きたいと思います。
草加市議会議員
斉藤雄二


