委員会審議は必要ない??草加市議会の不思議

草加市

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草加市議会では、年4回の定例会の冒頭で提出された議案は委員会審議を行います。

しかし、定例会の途中で出される追加提出議案、定例会と定例会の間に行われる臨時会に提出される議案は「委員会付託の省略」という手続きが行われています。

委員会付託の省略とは、簡単に言えば「各常任委員会での審議は必要なし」ということです。

私、斉藤雄二は「議員が委員会審議を行わないのは職務放棄と考えます。」

先日の臨時議会も、約2億5千万円でリサイクルセンターの復旧工事が行われるものの火災原因が明らかではないままで「万全の再発防止策は講じられないのでは?」と委員会での審議を行うよう求めました。議会運営委員会では石田恵子議員が意見をし、各会派の意見がまとまらず、本会議での採決に。

採決の結果(敬称略)

委員会で審議を行うことに賛成した議員(委員会付託の省略に反対した議員):市民共同議員団(斉藤、石田)、草加自民議員団(白石、田中、小川、松井、芝野)

委員会で審議を行うことに反対した議員(委員会付託の省略に賛成した議員):公明党議員団(佐々木、石川、金井、広田、飯塚)、草加新政議員団(切敷、鈴木、中野、関、新井)、草加市民議員団(佐藤利器、吉岡、井手)、立憲民主議員団(菊地、矢部)、無所属(吉沢、大里)

退席:市民共同議員団(佐藤憲和)※賛否が分かれるため副議長の職責として退席。

審議を行わなくていいという議員が多く、残念ながら審議することはできませんでした。

しかし最近、追加提出議案や臨時議会などで重要な議案が多く提出されている状況で、「委員会審議なし」はおかしいと現在、議会運営委員会で今後の対応を協議中です。

日本共産党の大里陽子議員まで「委員会審議必要なし」と判断したのはびっくりです。

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