議会は、正論だけでは前に進まない

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対立が少ないもの


議会では、市長から提出された議案について審議を行います。

もちろん意見の違いはあります。
しかし実際には、大きな対立になることはそれほど多くありません。

むしろ、議員同士で強く意見がぶつかるのは、別の場面です。

一番ぶつかるのは「議会のルール」


特に意見が対立するのは、議会改革や議会運営委員会など、議会自身のルールを決める場面です。

今あるルールを変えようとすると、強い反発が起こることがあります。

特に、

「議員側の負担が増える」

と感じられる提案には、猛烈な反対が出ることがあります。

私は、このことに議会の難しさがよく表れていると思っています。

反問権の提案


例えば私は、一般質問や質疑の場で、市長をはじめとした執行部側にも「反問権」を認めるべきではないか。
そう提案したことがあります。

議員だけが質問するのではなく、執行部側からも質問できるようにする。
その方が、より緊張感のある議論になるのではないか。

そう考えたからです。

強い反対


しかし、この提案には、ある会派から猛烈な反対がありました。

結果として、今も実現には至っていません。

議会改革は、外から見ている以上に難しいものです。

変えた方がよいと思うことでも、そこに関わる人たちの受け止め方や負担感によって、前に進まないことがあります。

「全会一致」が基本


議会運営は、基本的に全会一致を重視します。

つまり、全員の合意がなければ、なかなか前に進みません。

もちろん、多数決で強行的に進める方法もあります。

ですが私は、議会運営は納得と合意のもとで進めるべきだと思っています。

だからこそ、進まないこともあります。

この点に、議会のもどかしさと大切さの両方があるのだと思います。

正論だけでは進まない


議会では、「正しいと思うこと」を言えば進むわけではありません。

信頼関係。
調整。
納得。

そうした積み重ねが必要になります。

対立だけでは、物事は前に進まない。
それを強く感じています。

相手を打ち負かすことよりも、どうすれば合意点を見つけられるか。
その視点がなければ、議会改革も前に進みにくいのだと思います。

時間がかかる世界


政治や議会改革は、とても時間がかかる世界です。

すぐに変わることは少ない。

それでも、少しずつ前に進めていくしかありません。

私はそう思っています。

理想を持ちながらも、現実の中で一歩ずつ積み重ねていく。
それが、議会の中で物事を動かすために必要なのだと思います。

次回予告


議員として長く活動を続ける中で、私は「地方政治の未来」についても考えるようになりました。

人口減少。
高齢化。
財政。

地方自治体を取り巻く環境は、大きく変わっています。

次回は、これからの地方政治に必要なものについて書きたいと思います。

草加市議会議員
斉藤雄二

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