学校体育館へのエアコン設置 令和4年度で完了

草加市

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今年度工事が予定されている学校

小学校:氷川、両新田、新田、川柳、西町、花栗南、新栄、清門、八幡北、青柳、松原

中学校:谷塚、瀬崎、両新田、花栗、栄、青柳、松江

上記の学校の工事が終了するとすべての小中学校の体育館へのエアコン設置が終了します。

2月議会では、予算と契約議案が提案され、可決されました。

日本共産党の大里陽子議員のみが反対しました。

私たち市民共同議員団は、契約議案について、不透明な部分、また不十分な点があり指摘し賛成しました。

今回の体育館へのエアコン設置は、通常の競争入札ではなく、公募型プロポーザル方式による随意契約でした。

不透明な点は、公募型プロポーザル方式による随意契約であるという点です。公募型プロポーザル方式の選定委員会による項目と点数により事業者決定がされています。選定委員は建築の専門地意識を有する大学教授2名、庁内職員7名の計9名です。点数を決めるのは選定委員であり、人が変われば点数が変わります。選定委員会でどのような議論が行われ、点数化されたのか、客観的に正しい判断だったのか、現時点では知るすべがありません。今回選定されなかったA社がどのような提案を行っていたのかも不明です。今回の事業者で正しかったと判断する議会資料は乏しいと言わざるを得ません。

不十分な点は、市長公約であるシャワーの設置が盛り込まれていないことです。市長公約では「災害時の避難体制を強化するとともに、避難所となる学校体育館のエアコン、シャワーの設置などに取り組みます」と明記されております。委員会審議の中で「浅井市長からシャワーの設置は要望があったのか」との質問に「危機管理課と打ち合わせた」と答えました。「シャワーの設置の検討はしたのか」と質問には明確な回答はされませんでした。

学校体育館へのシャワーの設置は浅井市長の公約でありながら、担当職員に伝えておらず、浅井市長公約実現への意欲がなかったことが明らかになりました。

また、体育館の老朽化は放置したままであり、体育館へのエアコンの設置だけでよかったとは言い切れず、学校建て替えなどの全体計画がないまま進めることによる二重投資は否めません。

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