車いすで通れない歩道。3センチの段差という壁

草加市

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こんにちは。草加市議会議員の斉藤雄二です。

普段、何気なく歩いている道路。

そこにある数センチの段差や、わずかな傾斜を気にすることは、あまりないかもしれません。

しかし、車いすを利用する方にとっては、その段差や傾斜が大きな障害になることがあります。

今回は、草加市の歩道のバリアフリーについてお話しします。

友人のSNSを見て感じたこと

東京都足立区に住む友人が、両足をけがして車いす生活になりました。

友人がSNSで発信している様子を見ていると、日常生活の中でさまざまな不便を感じていることが伝わってきました。

特に気になったのが、歩道の段差です。

車いすでは、3センチほどの段差でも乗り越えるのが難しい場合があります。

健康なときには気にも留めなかった段差が、車いすを利用するようになると大きな壁になる。

友人から直接相談を受けたわけではありません。

ただ、私自身も以前から歩道の段差や傾斜に問題意識を持っていたため、友人の発信に強く共感しました。

傾斜がきつい県道足立越谷線の歩道

草加市内にも、改善が必要だと感じている歩道があります。

その一つが、県道足立越谷線の歩道です。

この道路では、歩道の傾斜がきつい場所があります。

歩いていると、それほど気にならないかもしれません。

しかし、車いすを利用する方にとって、横方向に傾いた歩道を進むことは簡単ではありません。

車いすが傾斜の低い方向へ流されやすくなり、まっすぐ進むためにも力が必要になります。

私は、この問題を草加市議会の一般質問でも取り上げ、改善を求めてきました。

市からは、道路を管理する埼玉県に要望するとの答弁がありました。

しかし、現在も改善には至っていません。

歩道の真ん中に電柱があった場所も

もう一つ、以前から気になっていたのが、県道吉場安行東京線の歩道です。

この道路には、もともと狭い歩道の真ん中に電柱が立っている場所がありました。

歩行者が通るだけでも不便な場所です。

車いすやベビーカーを利用する方にとっては、さらに通行しにくい状況だったと思います。

その後、電柱は撤去されました。

これは一つの改善です。

しかし、電柱がなくなった現在も、歩道そのものが狭いという問題は残っています。

障害物を一つ取り除けば、それですべて解決するわけではありません。

歩道の幅や傾斜なども含めて、安全に通行できる環境を考える必要があります。

なぜ歩道の改善は進まないのか

歩道のバリアフリー化が必要だと分かっていても、なかなか改善が進まない理由があります。

まず、大きいのが予算の問題です。

道路の改修には、多額の費用がかかる場合があります。

限られた予算の中で、どの道路を優先して整備するのかという判断が必要になります。

もう一つは、沿道の住宅や建物との関係です。

歩道の傾斜や高さを変えると、道路に接している住宅や店舗の敷地との間に高低差が生じることがあります。

また、雨水の流れる方向が変わり、これまで水がたまらなかった場所に水が流れ込むなど、別の問題が発生する可能性もあります。

歩道だけを見れば簡単に直せそうでも、周囲の土地や建物への影響まで考えると、難しい場合があるのです。

こうした事情は理解しています。

しかし、それによって危険な状態が長く放置されてよいとも思いません。

すべての道路を一度に直すことは難しい

草加市内のすべての道路を、一度にバリアフリー化することは現実的ではありません。

だからこそ、優先順位を決めて整備を進める必要があると考えています。

例えば、駅の周辺や交通量の多い場所。

市役所などの公共施設、病院、スーパーといった、多くの方が利用する施設への道。

こうした場所から重点的に改善していくことは可能ではないでしょうか。

車いすを利用する方だけでなく、高齢者やベビーカーを押す方、けがをして一時的に歩きにくくなっている方にとっても、歩きやすい道路になります。

誰もが、いつか困る立場になるかもしれない

今は不自由なく歩けていても、けがや病気によって、突然、車いすを利用する生活になることがあります。

年齢を重ねれば、これまで気にならなかった段差が負担になるかもしれません。

歩道のバリアフリー化は、一部の方だけのためのものではありません。

誰もが安心して外出できる環境を整えることだと思っています。

県道足立越谷線の歩道の傾斜は、今も改善されていません。

県道吉場安行東京線でも、電柱は撤去されたものの、歩道の狭さという課題が残っています。

議会で取り上げ、改善を求めても、すぐに実現できないことがあります。

それでも、課題がなくなったわけではありません。

すべての道路を一度に直せなくても、利用者の多い場所から、一つずつ改善していく。

そうした考え方で、引き続き歩道のバリアフリー化を求めていきたいと思っています。

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