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忘れられない相談
議員として活動を続ける中で、私はさまざまな市民相談を受けてきました。
その中でも、今でも強く印象に残っている相談があります。
それは、難病指定されていない病気を抱えるご家族からの相談でした。
指定難病ではない現実
国が指定している難病であれば、医療費の助成制度があります。
しかし、指定されていない難病の場合、そうした支援制度の対象になりません。
ご相談いただいた方は、
「制度がないことで、家族の生活そのものが苦しくなっている」
と話してくださいました。
終わりの見えない医療費
お話を伺う中で、特に印象に残ったことがあります。
それは、薬代が1か月で20万円ほどかかるということでした。
しかも、それは一時的なものではありません。
いつまで続くのか分からない。
終わりが見えない。
その不安は、とても大きなものだったと思います。
働き続けることの難しさ
さらに、原因がはっきりしない体調不良も続いていました。
症状が安定しないため、継続的に働くことも難しい。
生活費、医療費、将来への不安。
ご本人だけでなく、ご家族全体に大きな影響が出ていました。
何も制度につながらなかった
私は、市や県、国の制度について調べました。
使える制度がないか。
支援につながる方法がないか。
しかし、調べても調べても、該当する制度がありませんでした。
結果として、解決につなげることができませんでした。
無力さを感じた
議員として相談を受けながら、何もできない。
その現実に、強い無力さを感じました。
制度がある人は救われる。
しかし、制度から少し外れてしまうと、支援が届かない。
そんな現実を、目の前で感じました。
制度だけでは届かない人たち
政治や行政の制度は、とても大切です。
ただ、その制度だけでは届かない人たちもいます。
そして、その狭間で苦しんでいる人たちが、実際に存在しています。
この相談は、私にその現実を強く考えさせる出来事でした。
制度をつくることの大切さと同時に、制度からこぼれ落ちてしまう人たちに、どう向き合うのか。
そのことを、改めて考えさせられました。
次回予告
議員として活動を続ける中で、私は「子ども」に関する相談も多く受けるようになりました。
その中で、特に強く感じたことがあります。
次回は、子どもの貧困と地域の支えについて感じたことを書きたいと思います。
草加市議会議員
斉藤雄二


