「おいしいみかん」と「みかん」の違いってなんだろう?

日常

※この記事を読むのに必要な時間は約2分10秒です。

先日、近所のスーパーで「おいしいみかん」というラベルが貼られたみかんを見つけました。

普通のみかんよりも1袋100円高い。

「おいしい」と名のつく以上、きっと期待を裏切らないだろうと思い、迷わずカゴへ。

帰って食べてみると──あれ?

甘くもない。酸っぱくもない。

ただ、水っぽいだけのみかんでした。

「たまたまこの1個がハズレかな」と思って2個目、3個目、4個目……

結果はすべて同じ。どれも“普通未満”の味。

そのとき、ふと考えました。

「おいしいみかん」って、誰が、どんな基準で“おいしい”と名付けたんだろう?

言葉の「おいしい」は、誰の感じ方?

“おいしい”という言葉は不思議です。

人によって基準が違うし、時期や気分によっても変わります。

もしかしたら、その「おいしいみかん」は、生産者にとって手間をかけた“おいしい”だったのかもしれません。

あるいは、見た目の美しさや傷の少なさが“おいしい”の基準だったのかもしれません。

でも、食べた人が「おいしい」と感じなければ、

それはただの“おいしい名前のみかん”に過ぎません。

「名前」より「中身」を見極めたい

最近、商品だけでなく、世の中の多くのことが「名前」や「キャッチコピー」で語られがちです。

“おいしい”“安心”“安全”“高品質”──

でも、それを本当に感じられるかどうかは、自分の目と舌と心で確かめるしかありません。

今回のみかんは、ちょっと残念な買い物だったかもしれません。

でも、「言葉に惑わされず、自分の感覚を信じること」

その大切さを教えてくれた一袋でした。

次にみかんを選ぶときは

きっと私は、もう一度、見た目や値段ではなく、

「このみかん、なんかおいしそうだな」と自分が感じたものを選ぶと思います。

もしかしたら、それが本当の“おいしいみかん”なのかもしれませんね。

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