あおば学園を指定管理者に移行していいのか

草加市

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草加市児童発達支援センターあおば学園を指定管理者に移行するための選考委員会結果が草加市役所HP(リンク)に掲載されました。

指定管理者候補者

 法人名 株式会社コマーム

 所在地 埼玉県川口市栄1-4-16

 代表者 代表取締役社長 小松 秀人

9月定例会で、議案として提出されます。

私たち、市民共同議員団は、あおば学園の指定管理者に移行に反対です。

理由は以下の通りです。

①指定管理は公募が原則のため、数年ごとに事業者が変わる可能性。利用児と職員との安定的な信頼構築の課題

②専門職の確保。現状のあおば学園から新園舎で不足する職員数は保育士などが4人、専門職の看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がそれぞれ1人、給食関係職員が1人。指定管理者が受託しても専門職を確保できる保証はない。

③公立保育園の保育士があおば学園に異動することで、草加市の公立保育園はさまざまな状況の子どもたちを保育するベースとなっていた。保育士の保育スキルを向上させる場でもあった。公立保育園の保育が低下する恐れあり。指定管理制度に移行後は「相互実習を行う」と市は説明するものたった2日間。

④草加市は専門職の採用など直営継続の努力をせず、安易に指定管理者制度に移行を選択。一度指定管理者制度に移行してしまえば、直営に戻すことはほぼ不可能。

⑤そもそも福祉施設は指定管理者制度になじまない。

あおば学園は、心身の健全な発達に障がいのある児童の療育を行っています。保護者のもとから通園して、きめ細やかな指導を受けながら集団生活を送ることにより、基本的生活習慣を養い、社会適応に必要な知識や技能が身につくように発達支援する施設です。令和6年度に完成予定の新園舎からは肢体不自由児も対象になります。

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