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名誉市民 今井宏氏の公葬が行われた。献花や記帳に訪れた方は、どれくらいいたのか
5月30日から6月5日までの平日5日間、献花や記帳のほか、議場で行われた式典のビデオ放映や功績を紹介したパネル展示を行い、合計259名の方に記帳をしていただいた
公葬にかかった費用は
案内状や記帳簿、献花や郵送料などに要した費用として約20万円
草加市近隣の状況は
川口市は平成24年に永瀬元市長、蕨市は令和3年に田中元市長、八潮市は平成20年に藤波元市長、松伏町は平成23年に石川元町長の公葬が執り行われた。
議決の状況については、川口市及び八潮市は全会一致、松伏町は賛成多数、蕨市は議案の上程を行っていない。その理由は、名誉市民推挙の際に議決を得ており、また前例として、平成3年に名誉市民である金子元市長の市民葬を開催した経緯があり、議会に説明し、了承を得た上で実施したため。
費用につきましては、川口市は約1,600万円、蕨市は約94万円、八潮市は約43万円、松伏町は約290万円。
議会内外で「公葬反対」を声高に唱えていた日本共産党の矛盾
日本共産党の平野厚子草加市議会議員は、
「特定の人物または団体に特典を与えることは、法の下の平等の理念に反し、ダイバーシティをすすめる現代の草加にあって、市民の納得を得られるものではない」「市民はコロナ禍の影響から立ち直ることもまだ道半ば、異常な物価高騰の中にあり」「税金を個人の弔いの儀式に使うことは市民感情と合致しない」と反対討論をした。
平野厚子議員の見解が、日本共産党の公式見解ならば、
日本でただ一人の日本共産党員市長である蕨市の頼高市長の対応は説明がつかない。
蕨市は、
- 名誉市民の議決はしているので、公葬の実施のために必要な予算は議決せず。
- 予算の流用を議員に説明し、日本共産党を含めすべての議員が了承。
- コロナ禍の令和3年度に実施。
- 日本共産党も、議会内外でも特に問題にせず。
蕨市に限らず、川口市も八潮市の公葬の実施では全会一致で議会を通っています。草加市と近隣市で市民感情に大きな差があるとは考えられません。
日本共産党の対応がなぜ各自治体でこれほど違うのでしょうか。違うのは草加市だけの気もしますが。