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草加市議会6月定例会で一般質問した項目についてお知らせします。
一つ目は防犯カメラです。質問と答弁の概要をお知らせします。

草加市内の道路に設置されている防犯カメラの台数は?また、公園や学校、その他の公共施設にも防犯カメラが設置されている防犯カメラの台数は。

道路などに設置した防犯カメラの台数は125台。公園に4台、学校に131台、その他の公共施設に80台の防犯カメラが設置されている。

防犯カメラの設置費用は導入当初は幾らか。また令和3年度の維持管理費用、総費用と1台当たりのコストは。

設置開始年度の平成26年度は38台を設置し、設置費用は約230万円。令和3年度の維持管理費用は防犯カメラ125台で借上料と電気代を合わせ約1,010万円。1台当たり約8万円。

設置要望件数は。

町会・自治会、個人の方からも要望が多数寄せられている。要望形態も多岐にわたるため正確な件数は把握してない。

防犯カメラの過去5年間の新規設置台数の推移は。

平成29年度、平成30年度は新たな設置はございませんでした。令和元年度は20台、令和2年度は39台、令和3年度は10台をそれぞれ設置。

防犯カメラの設置基準は。

防犯カメラは事件が多く発生する駅周辺等を重点箇所として、市職員が現場の状況と設置した場合の効果について検証を行い、さらに草加警察署と協議の上で設置場所を決定している。

過去5年間の警察への画像提供件数は。

平成29年度は91件、平成30年度は105件、令和元年度は108件、令和2年度は160件、令和3年度は174件となっている。

防犯カメラの設置に対する市の考え方は。

防犯カメラの設置につきましては、市民の皆様が安全で安心して暮らせるまちづくりに有用であることから、今後も草加警察署と協議を重ねながら設置場所を決定していくとともに、プライバシーの侵害が懸念されるといった様々な御意見や御要望を踏まえながら、適切な管理運営を図っていきたい。

犯罪発生率を下げるための防犯カメラを増設する必要があるのでは。

市では、防犯カメラの運用のほか、巡回指導員によるパトロールの実施や自主防犯活動団体への支援などを行い、犯罪の発生抑止に努めてきたところ。今後も、新たな防犯カメラを設置する場合、犯罪の発生率が高い場所を中心に、草加警察署と協議を重ねながら設置場所の検討を行う。

足立区では、区が設置する防犯カメラとは別に、町会や自治会向けの防犯カメラなどへの設置費用の補助を行っている。街角防犯カメラの設置に関する費用の95%以内を足立区が補助をする内容。草加市でも町会・自治会が設置する防犯カメラへの補助制度を導入するべきではないか。

設置場所の調整やプライバシーの保護に配慮した録画画像の適切な管理、また防犯カメラの維持管理に関わる市と町会・自治会との役割分担など、幾つかの課題が想定される。課題を整理するため、補助制度の導入に当たっては他の自治体の事例を参考に調査検討を行う。